リスク管理基本方針

リスク管理基本方針

トランスリミッタンス株式会社

トランスリミッタンス株式会社(以下当社という)では、金融の自由化・国際化や金融技術・情報通信技術の発達、利用者のニーズの高度化等に伴い、当社を直面しているリスクはますます多様化・複雑化しています。
当社では、経営の健全性の維持・向上の観点から。リスク管理を経営の重点課題と位置づけ、その対応に努めています。

(金融機関の社会的使命の自覚と責任)

1. 金融機関のもつ社会的責任を常に自覚し、責任ある健全な業務運営の遂行に努めます。

(質の高い金融等サービスの提供と地域社会発展への貢献)

2. 経済活動を支えるインフラとしての機能はもとより、創意と工夫を活かし、お客さまのニーズに応えるとともに、セキュリティ・レベルにも十分配慮した質の高い金融および非金融サービスの提供等を通じて、地域経済・地域社会の発展に貢献します。

(法令やルールの厳格な遵守)

3. あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会的規範に決してもとることのない、誠実かつ公正な業務運営を遂行いたします。

(従業員の人権の尊重等)

4. 従業員の人権、個性を尊重するとともに、安全で働きやすい環境を確保します。

(環境問題への取組み)

5. 資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実践するとともに、環境保全に寄与する金融サービスを提供するなど、環境問題に積極的に取り組みます。

(社会貢献活動への取組み)

6. 金融機関が社会の中においてこそ存続・発展し得る存在であることを自覚し、社会と共に歩む「良き企業市民」として、積極的に社会貢献活動に取り組みます。

(反社会的勢力の排除)

7. 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、これを断固として排除いたします。

(コンプライアンス体制の整備)

8. 当社では、管理本部を統括部署とし、全部店に「コンプライアンス担当者」を配置してコンプライアンスの周知徹底と法令等遵守状況のモニタリングを定期的に実施しています。また、管理統括部内に「お客様相談室」を設置し、お客様から寄せられたご意見や苦情・トラブルへの対応と再発防止に努めています。
 その他、役職員等および当社取引事業者の従業員からの組織的または個人的な法令違反行為等に関する相談・通報の受付窓口を設置し、不正行為等の早期発見と是正を図りコンプライアンス経営の強化に取組んでいます。

(コンプライアンス関連規定等の整備)

9. 当社では、コンプライアンス実現のための具体的な手引書として、「基本方針」「倫理要綱」等を内容とする「コンプライアンスマニュアル」を制定し、全役職員に配布しています。

(リスク管理態勢について)

10. 金融の自由化・国際化・情報技術の進展にともない、金融機関を取り巻く環境は、日々変化しており、管理すべきリスクも多様で複雑なものとなっています。当社では、リスク管理の確実な実践が強固な内部管理態勢を確立するうえで必要不可欠な経営事項と位置付けており、経営の健全性維持と安定収益の確保を目指して、リスク管理態勢の充実・強化に努めています。

業務上、管理すべきリスクについては、信用リスク、市場関連リスク、流動性リスク、オペレーショナル・リスク、システムリスク、リーガルリスク、レピュテーショナルリスクに係るリスクの7つに区分し、統合的なリスク管理体制のもとでリスクの分散化、極小化に努めています。

1.信用リスクについて

業務委託先の財務状況の悪化等により、資産の価値が減少、消失し、損失を被るリスク。
当社では、業務委託先の選定において十分な調査を実施しており、定期的な見直しを実施し信用リスクの管理を行っています。

2.市場関連リスクについて

市場関連リスクとは、為替など市場価格の変動によって将来の収益が変動するリスクのことで、一定の市場変化に対する損益の影響度合いを常に管理・把握することが重要です。
当社では、利用者の利便性を保持するため、担当の為替管理者が市場実勢為替の調査を行うことでリスク量を計測し、経営陣に月次報告をしています。
また、限度額の設定、リスク・損益状況の報告手続き及び対応は各種規定に明文化されており、適切にリスクをコントロールし予期せぬ大きな損害の発生を防止する体制を整えています。

3.流動性リスクについて

流動性リスクには、予期せぬ資金の流失等により損失を被るリスク。
当社では、市場流動性の状況を適切に把握し、対応するとともに当社の資金調達・運用構造に即した適切かつ安定的な資金繰り体制を目指しています。

4.システムリスクについて

システムリスクとは、コンピュータシステムの障害または誤作動、システムの不備不正利用などにより当社が損害を被るリスクです。
金融機関のコンピュータシステムは、高い公共性と広汎性を有しており、金融機関の健全な経営のためのみならず、信用秩序の保持、ひいては経済活動や国民生活の発展に資するため十分な安全性の確保が必要であることから、当社では、コンピュータホストシステムを二重化して安全対策を講じ、システムリスク管理規程の厳格な運用を通じてリスクの極小化を目指しており、万一の場合に備えて、コンティンジェンシープラン(危機管理計画書)を制定し、万全の体制をとっています。

5.オペレーショナル・リスクについて

オペレーショナル・リスクとは役職員が正確な事務を怠る、あるいは、事故・不正等を起こすことにより、当社が損失を被るリスクのことです。
当社では、事務処理にかかる営業マニュアルを整備し、正確かつ厳正な事務処理を通じて、お客様に信頼していただけるように努めています。

6.リーガルリスクについて

リーガル法務リスクとは、当社および役職員が遵守すべき法令等に違反する行為並びにそのおそれのある行為(コンプライアンス違反行為)が発生するリスクのことです。
当社では経営方針、倫理網領、コンプライアンスマニュアル等に則り、リスクを適切に把握、管理し、法令順守態勢の構築を図っています。

7.レピュテーショナルリスクについて

レピュテーショナルリスクとは風評リスクとも言われ、当社および役職員等の言動・行動の結果が、対外的なマイナスイメージを与えるリスクのことです。
当社では倫理要綱に従い、オペレーショナル・リスク回避のため適正な対応を図っています。

以上
平成22年5月1日

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